承重(読み)しょうじゅう(その他表記)cheng-zhong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「承重」の意味・わかりやすい解説

承重
しょうじゅう
cheng-zhong

中国の礼制上の用語。古典的には,重とは祭祀を奉じる重い責任を意味する。父が祖父長男である場合,この父の長男は承重するという。祖父を祭るべき重任を父から承継するからである。後世,承重孫とはいうが承重子とはいわなくなる。そこでは重とは祭祀の任ではなく,重い服喪の意味に変っている。父が先に死亡し,のちに祖父が死亡したとき,父に兄弟がなければ,父の子すなわち孫の一人が祖父のために,子が父のためにするのと同じ重さの喪に服さなければならない。これを承重という。また,一般に人の跡を相続することをもいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む