抗線溶剤(読み)こうせんようざい(その他表記)antifibrinolytic agent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抗線溶剤」の意味・わかりやすい解説

抗線溶剤
こうせんようざい
antifibrinolytic agent

線溶現象の治療あるいは予防に用いられる薬剤。トラジロール,イプシロン (EACA) ,トランサミン (AMCHA) などの製剤がある。用途例としては,破裂した脳動脈瘤内に生じて止血の役割を果している血栓が線溶現象で融解して起る,再出血の予防などがあげられる。本剤によって血液凝固作用もいくらか亢進することその他から,投薬中に脳循環障害を併発する危険性もあるので,注意を要する。

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