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止血 しけつhemostasis

翻訳|hemostasis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

止血
しけつ
hemostasis

出血を止める方法。応急的に行う一時的止血法と,永久的止血法とに大別できる。前者には,出血部を滅菌ガーゼなどで圧迫する方法,動脈出血に対して出血創の上部血管を指で圧迫する指圧法四肢の大血管の出血に対して止血帯で中枢側動脈を固く縛る緊縛法などが含まれる (緊縛法では,止血部末梢の壊死発生に注意する) 。後者では,止血鉗子で血管の断端をはさんで結紮糸で縛る血管結紮法が最も確実であるが,そのほか血管を縫合する方法,電気メスで焼灼する方法,局所止血剤を当てる薬物的止血法などもある。全身的止血法には,血液凝固促進剤の投与や血小板輸血などもある。

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デジタル大辞泉の解説

し‐けつ【止血】

[名](スル)出血を止めること。血止め

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百科事典マイペディアの解説

止血【しけつ】

救急の場合の一時的止血法としては,出血局所を指や包帯,ガーゼなどで圧迫する。四肢の動脈性の出血ではその中枢側を短時間緊縛する方法もよい。軽い傷の場合はこれだけで永久に止血できが,不十分な場合には手術的に止血を確実に行う必要がある。

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栄養・生化学辞典の解説

止血

 出血が止まること.もしくは止めること.

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世界大百科事典 第2版の解説

しけつ【止血 hemostasis】

けがやいろいろな病気(たとえば胃潰瘍)などの際,血管が切れたところから血液が血管外へ出る(出血)。この出血を止めることを止血という。出血は損傷される血管により,動脈性出血,静脈性出血および毛細血管性出血とに分類される。また,出血はからだの表面部におきる外出血とからだの内部でおきる内出血とに分けられる。いわゆるあざなど体表面に近いものを除き,内出血は手術による止血が必要なことが多いが,外出血の止血法は一般人も心得ておくことがたいせつである。

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大辞林 第三版の解説

しけつ【止血】

( 名 ) スル
傷口からの出血を止めること。血どめ。

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世界大百科事典内の止血の言及

【救急医療】より

…たとえば,けが人が運びこまれてきたら,呼吸をしているか,脈はふれるか,意識はあるか,瞳孔の大きさは,血圧はどのくらいあるか,外出血はないか,どの部位のけがが重いか,などをまず診察する。外出血はただちに圧迫して止血する。外出血がないのに血圧が低いときは,からだの内部で出血していると考えて診察を進める。…

【出血】より

…大きな血管が損傷された場合,たとえば動脈瘤破裂,子宮外妊娠における卵管の破裂,胃潰瘍からの出血,肝硬変のときにみられる食道静脈瘤の破裂では,出血死にいたることがある。【毛利 昇】
[止血のしくみ]
 血管が損傷し,出血が始まると,出血を停止するような生体反応(これを止血機序という)が起こる。まず,血小板が血管損傷部の血管内皮下組織に粘着し,ひきつづき粘着血小板は一連の形態学的・生化学的な変化を起こして,種々の物質を放出する。…

※「止血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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