日本歴史地名大系 「折戸新田」の解説 折戸新田おりどしんでん 静岡県:清水市旧有渡郡地区折戸新田[現在地名]清水市折戸折戸村が折戸湾の海岸付寄洲を開発して成立した新田で、弘化元年(一八四四)検地が実施された。このときの高は二一石余で、内訳は下畑一六石余(四町一反余)・下々畑四石余(一町五反余)であった。開発以来本村の領主である御穂(みほ)神社の持添であったが、慶応三年(一八六七)新田名主は駿府代官所に「私領ニ相成候而者難渋」との理由で幕府領となるように願出ており、その願書(堀家文書)によると、本村の者が漁業・海苔採りに利用していた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by