折戸第一〇号窯(読み)おりどだいじゆうごうよう

日本歴史地名大系 「折戸第一〇号窯」の解説

折戸第一〇号窯
おりどだいじゆうごうよう

[現在地名]日進町折戸 東山

天白てんぱく川の藤枝ふじえだ橋から南へ入った支谷の上部左岸の標高六五メートルの東斜面に位置する。昭和三〇年(一九五五)に緊急調査が行われ、坏・盤などの須恵器、瓶類・短頸壺・碗・皿類などの灰釉陶器を発見。「人」という宮廷財政を担当する一部署の名が刻された大盤の陶片も発見されており、猿投さなげ窯が中央官府と密接な関係にあったことを示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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