日本歴史地名大系 「折木村」の解説 折木村おりきむら 福島県:双葉郡広野町折木村[現在地名]広野町折木阿武隈高地から東流する折木川に沿い、北は上浅見川(かみあさみがわ)村・下浅見川村、南東は夕筋(ゆうすじ)村。東端の海岸部の集落は高萩(たかはぎ)で、塩竈のあったことから下北迫(しもきたば)村の北釜(きたがま)に対して南釜とよばれている。集落は折木川流域の高萩・大平(おおひら)・高倉(たかくら)に散在し、丘陵部に東下(とうしも)・亀(かめ)ヶ崎(さき)がある。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に村名がみえ、高六六六石余で、小物成は桑一一〇本・この綿四〇四匁、漆木四束・この漆二八文、塩釜二具・二貫四〇〇文とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報