抱き回す(読み)だきまわす

精選版 日本国語大辞典 「抱き回す」の意味・読み・例文・類語

だき‐まわ・す‥まはす【抱回】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 太い木の幹や柱などを、腕をいっぱい伸ばして抱く。抱きつく。
    1. [初出の実例]「二人して抱(ダ)き廻(マハ)す程なる檜木の柱」(出典太平記(14C後)三六)
  3. 何人かが一人を次々と抱きかかえる。
    1. [初出の実例]「水兵達に抱きまはされて上気してゐた顔を」(出典:混血児ジョオヂ(1931)〈浅原六朗〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android