おし‐あわ・せる‥あはせる【押合】
- 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]おしあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ( 「おし」は接頭語 ) - ① 一緒にする。一箇所に寄せ合わせる。
- [初出の実例]「宮の御車一にたてて、かんのとの二にて、をしあはせて二十ばかりなり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
- ② 同じようにする。調子などを合わせる。
- [初出の実例]「列国とは列はつらなるとよむぞ。〈略〉つづきならうだ国ぞ。なにごともをしあわするほどに、一やうにおもむきが同ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一)
- ③ 結婚させる。
- [初出の実例]「
遜王の御いもうとにおしあはせられて、羅什三蔵をまうけ給ふる也」(出典:九冊本宝物集(1179頃)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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