押印(読み)オウイン

デジタル大辞泉 「押印」の意味・読み・例文・類語

おう‐いん〔アフ‐〕【押印】

[名](スル)印を押すこと。捺印なついん。「署名して押印する」
[補説]当用漢字制定などにより、捺印に代わって用いられるようになった語。
[類語]捺印押捺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押印」の意味・読み・例文・類語

おう‐いん アフ‥【押印】

〘名〙 印判を押すこと。捺印(なついん)もと「捺印」が用いられたが、当用漢字の制定、および「法令用語改正要領」の施行によって、この語が用いられるようになった。〔刑事訴訟規則(1948)〕

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世界大百科事典(旧版)内の押印の言及

【印鑑】より

…日常生活上は,文書の内容を認める意思表示として当事者が押す判を総称し,印,印形(いんぎよう),はんこなどと呼ばれる。印を押す行為を捺印(なついん)または押印といい,紙などの上に形成された押跡を印影という。しかし法律上はそのような道具は印鑑とは区別され,印章と呼ばれる。…

【印章】より

…またのちに述べるブラには鋼製や鉄製のものが使われた。押印は,文書に直接行う場合と,文書から垂らした羊皮紙の細片や,ひもなどの端に行う垂下印(ペンデント・シール)の場合とあり,押印材には古くは蠟や粘土,16世紀以後では封蠟,封のり,紙などが用いられた。垂下印では金,銀,鉛などに押すこともあり,この種のものをブラbullaという。…

※「押印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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