押柄(読み)おしから

精選版 日本国語大辞典 「押柄」の意味・読み・例文・類語

おし‐から【押柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おしがら」とも ) 他を威圧するような力、性質。また、自分意思を押し通そうとする性格
    1. [初出の実例]「肝太くして押柄(おしから)になむ有ける」(出典今昔物語集(1120頃か)二八)
    2. 「よろづにつけてをしがらのかちたる人にて」(出典:愚管抄(1220)三)

押柄の補助注記

後世、「押柄」を音読して「おうへい」という語が生じた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 愚管抄 名詞 実例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む