担ひ出だす(読み)ニナイイダス

デジタル大辞泉 「担ひ出だす」の意味・読み・例文・類語

にない‐いだ・す〔になひ‐〕【担ひ出だす/荷ひ出だす】

[動サ四]かつぎだす。また、かろうじて出す。
「この海べにて―・せる歌」〈土佐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「担ひ出だす」の意味・読み・例文・類語

にない‐いだ・すになひ‥【担出・荷出】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 肩にかついで運び出す。かつぎだす。
  3. かろうじて持ち出す。やっとのことで作り出す。
    1. [初出の実例]「人々の口網ももろ持ちにて、この海辺にてになひいだせる歌」(出典:土左日記(935頃)承平四年一二月二七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android