拡散律速(読み)かくさんりっそく

最新 地学事典 「拡散律速」の解説

かくさんりっそく
拡散律速

diffusion-control

ある現象において,過程全体の進行速度が拡散によって支配されていること。進行過程を構成するいくつかの素過程のうち,拡散が最も遅い素過程であることを意味する。結晶成長速度は,結晶と媒質の界面での反応カイネティクス,界面への物質輸送と界面からの熱輸送によって決まる。界面への結晶成分の輸送が必要であり,そのうち最も速いものが拡散で,かつそれが熱輸送や界面反応過程に比べて遅い場合,拡散律速成長が起きる。過飽和度が大きい場合には樹枝状構造等の自己相似的な成長パターンをつくる。一般に鉱物反応速度が低温で遅いのは,低温で拡散律速になるからである。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 藤野

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む