拡散律速(読み)かくさんりっそく

最新 地学事典 「拡散律速」の解説

かくさんりっそく
拡散律速

diffusion-control

ある現象において,過程全体の進行速度が拡散によって支配されていること。進行過程を構成するいくつかの素過程のうち,拡散が最も遅い素過程であることを意味する。結晶成長速度は,結晶と媒質の界面での反応カイネティクス,界面への物質輸送と界面からの熱輸送によって決まる。界面への結晶成分の輸送が必要であり,そのうち最も速いものが拡散で,かつそれが熱輸送や界面反応過程に比べて遅い場合,拡散律速成長が起きる。過飽和度が大きい場合には樹枝状構造等の自己相似的な成長パターンをつくる。一般に鉱物反応速度が低温で遅いのは,低温で拡散律速になるからである。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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