括枕(読み)くくりまくら

精選版 日本国語大辞典 「括枕」の意味・読み・例文・類語

くくり‐まくら【括枕】

  1. 括枕〈吉原美人合〉
    括枕〈吉原美人合〉
  2. 〘 名詞 〙 そばがら、茶がらなどを入れ、両端をくくりとめて作った枕。箱枕木枕などに対していう。くくり。
    1. [初出の実例]「つぼむ花はくくり枕かぬる胡蝶〈延勝〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の括枕の言及

【枕】より

…正倉院の白練綾大枕などもそうであるが,これらはだいたい長方形に作られている。しかし近世に入ると俵形に作り,両側に房をつけたいわゆる括(くくり)枕となった。側を錦やビロード,木綿などで作り,中にそばがらなどを詰めたが,これは現在でも使われている。…

※「括枕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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