拵村
かこいむら
[現在地名]宮原町栫
北は早尾村、南は弥勒川を境に岡小路村(現八代市)に接し、東部は岡小路に続く丘陵地、西部は八代平野の一部で、現中島の原田に続く。地名は中世岡城(現八代市)の豪族屋敷があったことに由来するという。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳に田方四四三石四斗余・畠方七一石四斗余とある。種山手永に属し、「国誌」は「山口村天神村川久保村小越村桑原村中園村等ノ小村アリ」と記す。天保九年(一八三八)の御巡見様御尋之節御答可申上哉之手鑑(「鏡町史」所収)に高五一四石八斗余、竈数四六・男女二六九、馬三一とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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