拾書(読み)ひろいがき

精選版 日本国語大辞典 「拾書」の意味・読み・例文・類語

ひろい‐がき ひろひ‥【拾書】

〘名〙 (「ひろいかき」とも)
① 続け書きではなく、文字一つ一つ離して書くこと。一字一字、幼稚な書き方で書くこと。はなちがき。
浮世草子・吉原一言艷談(1707)三「いろはもじをひろい書(カキ)にしたるを」
② まとまった絵や文の一部分一部分だけを選んで書くこと。
※銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後「しまひには粉本の絵のやさしいのを拾ひがきにかくやうになった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android