精選版 日本国語大辞典 「持切」の意味・読み・例文・類語 もち‐きり【持切】 〘 名詞 〙① 初めから終わりまで同じもの、また同じ状態が継続すること。一つのことに専従すること。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「いっそざんぎりあたまて甚九(じんく)もちきりのおきゃくのはうがしまつによし」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)② ある間じゅう同じ話や噂などをすること。[初出の実例]「貴方の話で持ち切りで」(出典:泥人形(1911)〈正宗白鳥〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例