持切(読み)もちきり

精選版 日本国語大辞典 「持切」の意味・読み・例文・類語

もち‐きり【持切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 初めから終わりまで同じもの、また同じ状態が継続すること。一つのことに専従すること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「いっそざんぎりあたまて甚九(じんく)もちきりのおきゃくのはうがしまつによし」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)
  3. ある間じゅう同じ話や噂などをすること。
    1. [初出の実例]「貴方の話で持ち切りで」(出典:泥人形(1911)〈正宗白鳥〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む