持料(読み)もちりょう

精選版 日本国語大辞典 「持料」の意味・読み・例文・類語

もち‐りょう‥レウ【持料】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分用として持つもの。所有用品。また、携帯用のもの。
    1. [初出の実例]「此度は持料の鎧をくらべさせられうとの御事で御ざる」(出典:虎寛本狂言・鎧(室町末‐近世初))
  3. その身に生まれつきそなわった性質持前(もちまえ)
    1. [初出の実例]「八重ありひとへありといへども、くれない色をたのまず、只我持りゃうの色にて」(出典:洒落本・野路の多和言(1778))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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