精選版 日本国語大辞典 「持節征夷将軍」の意味・読み・例文・類語 じせつ‐せいいしょうぐんヂセツセイイシャウグン【持節征夷将軍】 〘 名詞 〙 古代、天皇から軍事大権を与えられたことを示す節刀を授けられて蝦夷を討つために出征した将軍。持節征東将軍。持節征東大使。持節鎮狄将軍。[初出の実例]「以二播磨按察使正四位下多治比真人県守一為二持節征夷将軍一。〈略〉即日授二節刀一」(出典:続日本紀‐養老四年(720)九月戊寅) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の持節征夷将軍の言及 【鎮守府将軍】より …もともとは鎮守将軍といった。大化改新後の律令国家では,陸奥国の蝦夷を鎮圧するために派遣する将軍を,そのときどきに陸奥鎮東将軍,持節征夷将軍,征夷持節大使などといっていた。それが鎮守将軍の名に統一されるのは,729年(天平1)からで,そのときの鎮守将軍は大野東人。… ※「持節征夷将軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by