指数分布(読み)シスウブンプ(その他表記)exponential distribution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「指数分布」の意味・わかりやすい解説

指数分布
しすうぶんぷ
exponential distribution

λ を母数とする確率密度関数 f(x) が f(x)=λex(λ>0,x≧0) である連続型の分布をいう。平均値は 1/λ 。これは,行列待合せのサービス時間の長さを求めるときなどに利用される。

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法則の辞典 「指数分布」の解説

指数分布【exponential distribution】

確率密度関数が fx;a)=a-1exp(-x/a)(0<a<∞,0<x<∞)で表現される分布をいう.機械やパーツ類の寿命分布としてよく用いられている.

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世界大百科事典(旧版)内の指数分布の言及

【確率分布】より

…(4)Γ分布はその密度関数が正のパラメーターλとrにより, と表されるもの,またワイブル分布は, を密度関数にもつもので,ともに応用上しばしば用いられる。とくにr=1のときのΓ分布は指数分布と呼ばれる。(5)コーシー分布 図のようにルーレットが止まったとき,針の先の示す直線上の点はコーシー分布に従って分布する。…

※「指数分布」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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