指神子(読み)さすのみこ

精選版 日本国語大辞典 「指神子」の意味・読み・例文・類語

さす‐の‐みこ【指神子】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽師卜者などで、よく占いのあたる者をいう。
    1. [初出の実例]「此の泰親は晴明五代の苗裔をうけて、天文は淵源をきはめ、推条掌をさすが如し。一事もたがはざりければ、さすの神子とぞ申ける」(出典:平家物語(13C前)三)
    2. 「神楽歌にあはせて袖やさすの神子〈信元〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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