普及版 字通 「挈」の読み・字形・画数・意味
挈
10画
[字訓] さげる・とる
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(かつ)。〔説文〕十二上に「縣持するなり」とあり、携える意。〔公羊伝、襄二十七年〕「其の妻子を挈(たづさ)ふ」のように、提携の意に用いる。[訓義]
1. さげる、たずさえる。
2. とる、もつ、ととのえる。
3.
と通じ、きざむ、きる、かく。4. 契と通じ、しるし。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕挈 ヒサク・ヒサグ
[語系]
挈khiatは
(掲)kiat、擧(挙)kiaと声義近く、同系の語である。契刻の義とは別系。ただ通用の義がある。[熟語]
挈引▶・挈亀▶・挈弐▶・挈持▶・挈然▶・挈帯▶・挈提▶・挈扶▶・挈攬▶・挈令▶・挈挈▶・挈壺▶・挈皋▶・挈儔▶・挈
▶・挈畚▶・挈領▶[下接語]
一挈・割挈・提挈・扶挈・分挈
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

