捻回(読み)ひねくりまわす

精選版 日本国語大辞典 「捻回」の意味・読み・例文・類語

ひねくり‐まわ・す ‥まはす【捻回】

〘他サ五(四)〙 ひねってもてあそぶ。また、あれこれ理屈をこじつける。余計に考えたり手を入れたりする。いじりまわす。ひねりまわす。
※虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初)「扇をひねくりまはひて」
※雑話筆記(1719‐61)上「神道者がひねくり𢌞して色々の傅会の説を申すにより」

ひねり‐まわ・す ‥まはす【捻回】

〘他サ五(四)〙 =ひねくりまわす(捻回)
※咄本・戯言養気集(1615‐24頃)上「人の刀わきざし、〈略〉取まはしひねりまはし、ねさしをめさるるが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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