排日土地法(読み)はいにちとちほう

百科事典マイペディア 「排日土地法」の意味・わかりやすい解説

排日土地法【はいにちとちほう】

米国のカリフォルニア州法。1905年以後,排日運動が激しくなり,1913年大統領の立法阻止を無視して,土地所有権,一部借地権否認,さらに1920年には借地権まで完全に否認した土地法制定。各州に波及したが,第2次大戦後憲法違反の判決が下り,各州で撤廃された。→排日移民法

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「排日土地法」の解説

排日土地法
はいにちとちほう

カリフォルニア州排日土地法(カリフォルニアしゅうはいにちとちほう)

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の排日土地法の言及

【排日運動】より

…この結果,日本側は一般の労働者に対しアメリカ本土行き旅券を発行しないことになり,排日はいちおう鎮静した。しかし,13年カリフォルニア州は事実上の排日土地法(外国人土地所有禁止法)を制定,日本人移民の土地所有禁止,借地制限を実施した。日本政府および世論は,この日本人への差別措置を強く非難・批判した。…

※「排日土地法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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