排日移民法(読み)はいにちいみんほう

百科事典マイペディアの解説

排日移民法【はいにちいみんほう】

1924年制定の米国の割当移民法。1907年の日米紳士協約で日本は対米移民を自発的に制限することを約束したが,その後も米国政府はこの協約の実効について不満をのべカリフォルニアの排日運動も激化した(排日土地法)。1922年米国最高裁は日本人の帰化権を否認,1924年排日移民法を制定して日本人の移民を完全に禁止した。第2次大戦後の1965年に撤廃された。
→関連項目移民日系アメリカ人

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世界大百科事典 第2版の解説

はいにちいみんほう【排日移民法】

20世紀初め日本移民を制限したアメリカの一連の法律。とくに1924年に成立した割当移民法を指す(ただし,カナダ,オーストラリアのほか,ラテン・アメリカ諸国にも排日移民法は存在した)。この法律によって,日本人は帰化不能外国人ということで入国はいっさい禁止された。日本移民の排斥は,19世紀末日本移民がアメリカ本土に数千しかいなかったころから始まり,20世紀になると,カリフォルニアをはじめ西部諸州で激しくなった。

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