掘出(読み)ほりだす

精選版 日本国語大辞典の解説

ほり‐だ・す【掘出】

〘他サ五(四)〙
① 掘って中にある物を取り出す。また、比喩的に用いて、覆われている物事を表面に出す、不明のことを明らかにする意にいう。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)六「太子の宮へ到て人形をほり出すぞ」
② 思いがけなくよい品物を探しだす。安い値段で珍しい物を手に入れる。掘出し物を見つける。
※俳諧・小町踊(1665)ちらし「正真か似せかほり出す池の月〈立圃〉」

ほり‐いだ・す【掘出】

〘他サ四〙 地を掘って取りだす。
※小川本願経四分律平安初期点(810頃)「若し石有らば掘(ホリ)出すべし」

ほり‐だし【掘出】

〘名〙 掘り出すこと。珍しい物を見つけること。特に、古道具屋などで珍しい物を見つけ、安く手に入れること。また、その物。掘出物。
※仮名草子・犬枕(1606頃)「嬉しき物 〈略〉一、町買のほり出し」

ほり‐いだし【掘出】

〘名〙 珍しい高価なものを意外な安値で手に入れること。また、そのもの。ほりだし。
※虎明本狂言・粟田口(室町末‐近世初)「それはほりいだしじゃよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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