古道具屋(読み)ふるどうぐや

精選版 日本国語大辞典 「古道具屋」の意味・読み・例文・類語

ふるどうぐ‐やふるダウグ‥【古道具屋】

  1. 〘 名詞 〙 古道具を売買する家。また、その人。骨董屋(こっとうや)道具屋。こどうぐや。
    1. [初出の実例]「兵法使座頭茶の湯者古道具屋」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「古道具屋」の意味・わかりやすい解説

古道具屋
ふるどうぐや

使い古した道具類を売買する店。古物商江戸初期に京都にでき、道具屋ともよばれた。やがて大坂・江戸にもみられ、江戸中期から急増した。「こどうぐや」ともいい、家具類のほか陶磁品や掛軸なども取り扱い、露天夜店でも販売した。屑(くず)屋から集荷していたが、明治初期には仕切屋を通じ、古道具と古着は別になった。

遠藤元男

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android