安値(読み)ヤスネ

精選版 日本国語大辞典 「安値」の意味・読み・例文・類語

やす‐ね【安値】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 値段の安いこと。また、その値段。安値段。廉価。あんちょく。
    1. [初出の実例]「洋装流行の嗜好に投ずる最も廉(ヤスネ)にして美な品であれば」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一二)
  3. 取引市場で、ある銘柄の、当日またはその場の立合における最も安い値段。
    1. [初出の実例]「七円八十二銭の安直(ヤスネ)を見せたれど」(出典:東京日日新聞‐明治二五年(1892)一月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android