掛向い(読み)カケムカイ

デジタル大辞泉 「掛向い」の意味・読み・例文・類語

かけ‐むかい〔‐むかひ〕【掛(け)向(か)い】

他人を交えないで、二人が向かい合うこと。差し向かい。
「柳之助と―は今日が初発はじめてなので」〈紅葉多情多恨
二人きりになること。多く夫婦二人だけの生活についていう。
「お前さんこそ夫婦―だから今の中はドンドン調達こしらえて貰えるサ」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 初発

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android