初発(読み)ショハツ

デジタル大辞泉 「初発」の意味・読み・例文・類語

しょ‐はつ【初発】

初めて発すること。物事の起こりはじめ。しょほつ。
「真に其―の出所を詳にす可らず」〈福沢文明論之概略
電車などの、始発
[類語]一番第一真っ先最初先頭いの一番トップ初め一次原初嚆矢手始め事始めまず優先しょぱな先立ち当初初期初頭始期早期劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まり始まる始める発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

しょ‐ほつ【初発】

しょはつ(初発)1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「初発」の意味・読み・例文・類語

しょ‐はつ【初発】

〘名〙
① はじめて発すること。物事のおこり。はじめ。しょほつ。
養生訓(1713)八「癰疸(ようそ)及諸瘡種物の初発(ショハツ)に、早く灸すれば腫あがらずして消散す」
※銀座細見(1931)〈安藤更生〉六「省線の初発電車通る」

しょ‐ほつ【初発】

〘名〙 (「ほつ」は「発」の慣用音) =しょはつ(初発)
海道記(1223頃)東国仏法の初道「此故に木方初発の因地より萌て金刹極証の果門を開(ひらかん)と思へり」

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