掛構(読み)かけかまい

精選版 日本国語大辞典 「掛構」の意味・読み・例文・類語

かけ‐かまい‥かまひ【掛構】

  1. 〘 名詞 〙 ( 下に否定の語を伴って用いる ) 少しのかかわりあい。関係。また、心にかけること。
    1. [初出の実例]「涙にむせぶ哀さに、かけかまひなき伺候の武士も感涙催す斗(ばかり)也」(出典浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)三)
    2. 「妻が居ぬとて、何の、関係(カケカマヒ)のない事と」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android