掴立(読み)つかまりだち

精選版 日本国語大辞典 「掴立」の意味・読み・例文・類語

つかまり‐だち【掴立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 幼児が、物につかまってやっと立つこと。
    1. [初出の実例]「その窓際では、次の子が漸(やっ)と掴り立をする頃であった」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉七一)
  3. すべったり落ちたりしないように、物につかまって立つこと。
    1. [初出の実例]「真黒な岩につかまり立ちしてよじ登って行った」(出典:廬山(1971)〈秦恒平〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android