真黒(読み)まっくろ

精選版 日本国語大辞典 「真黒」の意味・読み・例文・類語

まっ‐くろ【真黒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. まったく黒いこと。非常に黒いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「後よりその丈六尺許りなる法師の、極めて色黒かりけるが、装束もまっくろにぞしたりけるが」(出典:義経記(室町中か)五)
  3. 非常に暗いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「四方まっくろにふる雨を如此云」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)五)
  4. わき目もふらずに夢中になること。いちずなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「畠を直違に馬を真闇(マックロ)に馳懸て」(出典太平記(14C後)三八)
  5. 日焼け雪焼けなどで、顔面、肌が黒くなること。また、そのさま。
  6. よごれて黒ずんでいること。また、そのさま。

ま‐くろ【真黒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =まっくろ(真黒)
    1. [初出の実例]「軍真黒に打散て四五町計に見え候つ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「真黒」の解説

真黒(ほんぐろ)

新潟県在来種の鶏「蜀鶏(とうまる)」の別称羽毛が黒いことから。

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