掻い摘む(読み)カイツマム

デジタル大辞泉 「掻い摘む」の意味・読み・例文・類語

かい‐つま・む【×掻い摘む】

[動マ五(四)]多く「かいつまんで」の形で用いる)要点を大ざっぱにとらえる。概括する。「―・んで言えば」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻い摘む」の意味・読み・例文・類語

かい‐つま・む【掻摘】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「かい」は接頭語 )
  2. 指先ではさんで持つ。つまむ。
    1. [初出の実例]「チョとかいつまんで荒々しくコートのポッケットへ突込し手ざはり」(出典:春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし)
  3. 物事の必要な点だけをとりだして簡単にまとめる。概括する。
    1. [初出の実例]「かいつまんで申ませふが」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android