掻い楯(読み)かいだて

精選版 日本国語大辞典 「掻い楯」の意味・読み・例文・類語

かい‐だて【垣楯・掻楯】

  1. 垣楯〈蒙古襲来絵詞〉
    垣楯〈蒙古襲来絵詞〉
  2. 〘 名詞 〙 ( 「垣楯(かきだて)」の変化した語 ) 城、陣地などに、敵の矢を防ぐために楯を垣(かき)のように立て並べたもの。
    1. [初出の実例]「信頼・義朝のおつるなる、うちとめんとて、龍下越(りうげごえ)にさかもぎ引き、掻楯(かいだて)かいてまち懸けたり」(出典平治物語(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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