掻口説(読み)かきくどく

精選版 日本国語大辞典 「掻口説」の意味・読み・例文・類語

かき‐くど・く【掻口説】

〘自カ四〙 (「かき」は接頭語) 自分心中相手にはっきりわからせたり、相手を説得するため、くどくどと繰り返し述べたてる。
※苔の衣(1271頃)三「年頃ほいふかくて、此の世に心とまらざりつるよしをかきくどきつつ宣ふに、すべてまことともおぼえず」
読本椿説弓張月(1807‐11)後「こころのかぎりかき口説(クドケ)ば、鬼夜叉(おにやしゃ)も又簓江(ささらえ)が胸くるしさをおもひやり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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