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損益分岐点分析 そんえきぶんきてんぶんせきbreak‐even point analysis

知恵蔵の解説

損益分岐点分析

売上量を横軸に、売上高(販売額)、費用を縦軸にとった図に、総売上(収入)と総費用(固定費+変動費)の直線を書き入れたとき、総売上と総費用との交点を損益分岐点(break‐even point)と呼ぶ。また、売上高-変動費を貢献利益と呼ぶ。この貢献利益直線と固定費直線の交点も損益分岐点に一致する。損益分岐点がどこか、ある利益額を得るためにはどれだけ操業度を上昇させる必要があるかなどを分析することを損益分岐点分析といい、利益管理(プロフィット・マネジメント)の基本的手法。損益分岐点は、損益がゼロとなり、利益を得られるようになる最低限の売上高(販売額)である。損益分岐点に満たない営業状態では、利益が発生しないから、採算がとれない。一方、この損益分岐点が低い製品・商品や、企業全体としての損益分岐点が低いということは、より少ない売上高(販売額)で採算がとれることを意味し、望ましい。逆に損益分岐点が高いと、常に大量に生産しないと存続できないことを意味し、事業活動全体のゆとりを圧迫することになる。

(小山明宏 学習院大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

株式公開用語辞典の解説

損益分岐点分析

企業経営の採算性と不況抵抗力を計ること。損益分岐点は、売上高と、その売上高を達成するために必要とした総費用とが合致し、利益も損失も生じない状況になった場合を指し、この場合の売上高を損益分岐点売上高と言う。景気不況が長期化かつ深刻化したため、経営のリストラによって、損益分岐点売上高の引き下げを図る企業が続出している。企業が努力して、実際の売上高が損益分岐点売上高を超えれば、企業利益が発生する。損益分岐点売上高が、実際の売上高に対して何%に相当するかを計算した比率を損益分岐点比率と言い、損益分岐点比率が低いほど不況抵抗力が強く安全である。企業の採算性を見る有効な指標である。

出典|株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について | 情報

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