搗き交ぜる(読み)ツキマゼル

デジタル大辞泉 「搗き交ぜる」の意味・読み・例文・類語

つき‐ま・ぜる【×搗き交ぜる/×舂き交ぜる】

[動ザ下一][文]つきま・ず[ザ下二]
きねなどでついて、まぜ合わせる。「米に粟を―・ぜた餅」
種々のものを一緒にする。とりまぜる。
お雪はいきかえりの旅を―・ぜて夫に話した」〈藤村

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「搗き交ぜる」の意味・読み・例文・類語

つき‐ま・ぜる【搗交】

  1. 〘 他動詞 ザ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つきま・ず 〘 他動詞 ザ下二段活用 〙
  2. 搗いてまぜあわせる。異質のものを一緒に搗いてまぜる。
    1. [初出の実例]「白きところには、白物にはやくがいをつきまぜてぬり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  3. 種々のものをいっしょにする。とりまぜる。
    1. [初出の実例]「驚愕(おどろき)と不安と快足憤怒(ふんぬ)と、撞(ツ)きまぜた一種の相が現はれた」(出典黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android