デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お雪」の解説 お雪 おゆき 永井荷風の小説「濹東綺譚」の主人公。東京下町の私娼街玉の井の娼婦。雷雨にあい,傘にはいったことから老作家大江匡(ただす)と関係が生じる。匡との生活を考えはじめ,「借金をかえしたら,おかみさんにして」と言い出すと,妻帯をきらう匡は別れをつげずにさっていく。昭和12年「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」連載。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例