普及版 字通 「搶」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] つく

[字形] 形声
声符は倉(そう)。倉は槍の省文。槍で搶(つ)く、つきさすことをいう。搶攘(そうじよう)はみだれる。また呉・楚の方言で、帆に風をはらむことをいう。

[訓義]
1. つく、つきさす、つきあたる、つきやぶる、とどく。
2. あらそいとる、とびかすめる。書法の一、斜めにはねだす。
3. あつまる。
4. みだれる、搶攘。
5. 帆をはる、帆が風はらむ。

[古辞書の訓]
名義抄〕搶 ホコ・フグシ・ヰル・オフ/弄搶 ホコトリ 〔字鏡集〕搶 フグシ・オク・ホコ・ヰル・トシ・ツク

[熟語]
搶捍・搶去搶劫搶嘴搶擾・搶攘搶奪搶地搶白搶風搶楡搶掠・搶
[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android