摺写(読み)しょうしゃ

精選版 日本国語大辞典 「摺写」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゃセフ‥【摺写】

  1. 〘 名詞 〙 板木に彫って印刷すること。
    1. [初出の実例]「法華一部擬書之処。有人勧云。只可写共同字也」(出典:東山往来拾遺(1092‐1107頃))
    2. 「阿彌陀経十万巻摺写の大願をおこし」(出典:円光大師行状画図翼賛(1703)三五)

しっ‐しゃ【摺写】

  1. 〘 名詞 〙 すり写すこと。文字などを紙にすりつけ写しとること。しょうしゃ。
    1. [初出の実例]「書写摺写(シッシャ)の中には」(出典:壒嚢鈔(1445‐46)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android