大願(読み)タイガン

デジタル大辞泉 「大願」の意味・読み・例文・類語

たい‐がん〔‐グワン〕【大願】

《「だいがん」とも》
大きなことを成し遂げようという願い。
仏語。仏が衆生しゅじょうを救おうとする誓願

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精選版 日本国語大辞典 「大願」の意味・読み・例文・類語

たい‐がん‥グヮン【大願】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいがん」とも )
  2. 仏語。仏が衆生(しゅじょう)を救おうとする誓願。
    1. [初出の実例]「発菩薩大願盧舎那仏金銅像一躯」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)一〇月辛巳)
    2. 「それ彌陀仏のちかひましますやうは、一心一向にわれをたのまん衆生をば、〈略〉すくひたまはんといへる大願なり」(出典:蓮如御文章(1461‐98)二)
    3. [その他の文献]〔菩薩地持経‐九〕
  3. 大きな願望。大きな祈願
    1. [初出の実例]「仏神に大ぐんをたて給へどしるしなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

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普及版 字通 「大願」の読み・字形・画数・意味

【大願】たいがん

大事な願い。

字通「大」の項目を見る

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