ダ行下二段活用の動詞ナヅから変化成立したもの。室町時代の中期以降、ナヅの未然形ナデ+助動詞ウのナデウが長音化し、さらに子音が破擦音化し、ナヂョウとなる。その一方でジ・ヂ・ズ・ヅの混同とともにザ行とダ行の拗音節においても混同が見られるようになる。たとえば、「わごりょがかほなぜうほどに」〔虎明本狂言・不聞座頭〕のように「なでう」が「なぜう」と書かれる例が見られるに至り、ナズ(ナゼル)が成立したとされる。しかし、完全に交替することはなく、両形が併存し、現在にいたっている。
ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...