撫食(読み)なでぐい

精選版 日本国語大辞典 「撫食」の意味・読み・例文・類語

なで‐ぐい‥ぐひ【撫食】

  1. 〘 名詞 〙 並べられた食物を、かたはしから全部食べてしまうこと。なんなく食いつくすこと。
    1. [初出の実例]「某が田を大目ほどなで喰ひにさせた」(出典:虎寛本狂言・右近左近(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android