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右近左近 オコサコ

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デジタル大辞泉の解説

おこさこ【右近左近】

狂言「内沙汰(うちざた)」の、大蔵流での名称。

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大辞林 第三版の解説

おこさこ【右近左近】

狂言の一。自分の田の稲を左近の牛に食われた右近は訴訟を起こそうとし、妻と訴訟の稽古をする。奉行に扮した妻に言いこめられてとり乱し、喧嘩けんかとなる。内沙汰うちざた

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

右近左近
おこさこ

狂言の曲名。女狂言。大蔵流の曲名で、和泉(いずみ)流では『内沙汰(うちざた)』という。右近(シテ)は、左近の牛が田を食い荒らしたので訴訟にかけようと妻に相談するが、口下手な右近ではとても勝ち目はない。妻のアイデアで裁判の稽古(けいこ)をすることになったが、たちまちしどろもどろ、妻が扮(ふん)した地頭の叱声(しっせい)に気を失い、天を仰いで卒倒。やがて気がついた右近は、悔しまぎれに妻と左近の密通の事実を持ち出し嫌みをいうが、怒った妻に引き倒されてしまう。1人残された右近は起き上がり、妻に向かって悪態をつく(または空虚に笑って終曲)。「留(と)め」という狂言独特の劇終結法が、一こまの生活喜劇を人生の深奥をのぞかせる劇にまで高める効果を生む。和泉流では、訴訟での左近のいかにも世慣れた地頭とのやり取りを右近がまねてみせ、2人の性格の違いを際だたせる。[油谷光雄]

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