事典 日本の地域ブランド・名産品 「播州そうめん」の解説
播州そうめん[加工食品]
ばんしゅうそうめん
主にたつの市で生産されている。そうめんづくりの歴史は古く、室町時代の1418(応永25)年の斑鳩寺古文書『鵤庄引付』に「サウメン」の記述がある。播州でのそうめんづくりが本格的になったのは、江戸時代中期の安永年間(1772年〜1781年)頃。龍野藩の許可業種として奨励された。また、商標として有名な「揖保乃糸」の産地化は、龍野藩が著名な産物の保護育成を始めた江戸時代後期の文化年間(1804年〜1818年)頃からだと考えられている。古くから七夕の行事料理として用いられている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報