撮み縫い(読み)ツマミヌイ

デジタル大辞泉 「撮み縫い」の意味・読み・例文・類語

つまみ‐ぬい〔‐ぬひ〕【撮み縫い】

布を折り、その折り山をつまんで縫うこと。別布をつけずに四つ身おくみ長ジュバンの襟などをつくるときに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「撮み縫い」の意味・読み・例文・類語

つまみ‐ぬい‥ぬひ【撮縫・摘縫】

  1. 〘 名詞 〙 布地などの少し部分をつまみあげて縫うこと。和服の本衿を掛衿がしてあるようにみせたり、縫上げなどをしたりする際に行なう。
    1. [初出の実例]「櫜(ゆぶくろ)仕立事 縫やうは、つまみぬいか又袷ぬいにもする也」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四四)

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