…また,感光材料を過度に現像した場合,あるいは現像中に感光材料を空気に触れさせた場合にも〈かぶり〉が増大する。このほか,感光材料が硫化水素,過酸化水素などの気体,磨いた金属面,木材などに触れた場合にも〈かぶり〉を生ずることがあり,この現象を擬写真効果という。感光材料の〈かぶり〉を防ぐために,写真乳剤や現像液中に臭化カリウムあるいはベンゾトリアゾールのような複素環式化合物をかぶり防止剤として加える。…
※「擬写真効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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