普及版 字通 「擯」の読み・字形・画数・意味
擯
17画
[字訓] すてる・しりぞける・みちびく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(賓)(ひん)。は賓客。もと客神をいい、のち外客をいう。はその動詞形で、〔説文〕八上に「くなり」とあり、また別体として擯を録するが、擯は多く擯斥(ひんせき)の意に用いる。
[訓義]
1. すてる、しりぞける。
2. 賓と通じ、みちびく、たすける。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕擯 アラフ・ハラフ・カル・スツ・ヲフ・ミチビク・シリゾク
[語系]
擯・・・殯pienは同声。に賓送の意があり、死者を送る殯(かりもがり)のように、遠く送ることから擯斥の意となった。
[熟語]
擯圧▶・擯介▶・擯棄▶・擯卻▶・擯辞▶・擯者▶・擯詔▶・擯斥▶・擯絶▶・擯相▶・擯退▶・擯黜▶・擯廃▶・擯畔▶・擯落▶・擯▶
[下接語]
解擯・擯・排擯
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報