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放射線肺炎 ほうしゃせんはいえん

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家庭医学館の解説

ほうしゃせんはいえん【放射線肺炎】

 肺がん縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)、乳がん食道がんなどの治療のために、胸部X線照射を行なうと、照射後6週から3か月して間質性肺炎(かんしつせいはいえん)がおこることがあります。これを放射線肺炎といいます。
 症状は、せき、発熱、呼吸困難、頻呼吸(ひんこきゅう)です。胸部X線写真では、照射した部位に一致した、浸潤(しんじゅん)(組織がおかされたようす)の陰影がみられます。進行すると、組織に線維が増えてかたくなり、肺は縮小します。
 診断は、X線照射治療の病歴、X線照射した部位の異常陰影から、容易にできます。
 治療は、初期であればステロイド薬が効きます。
 がんなどを根治する目的で大量に照射すれば、間質性肺炎が生じるのは避けられませんから、照射する部位を小さくするなどの配慮が行なわれています。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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