政所畑村(読み)まんどころはたむら

日本歴史地名大系 「政所畑村」の解説

政所畑村
まんどころはたむら

[現在地名]永源寺町政所まんどころ

九居瀬くいぜ村の北にあり、南部で御池おいけ川と愛知えち川が合流して南西へ流れる。政所村ともいわれ、中畑なかはた・仏ヶ後・松川谷・藤川ふじかわの枝郷があった。村名から中世に庄園の政所が置かれた地ともされるが未詳。当村・九居瀬・黄和田きわだ箕川みのかわ蛭谷ひるたにきみはたの六ヵ村は、政所六まんどころろつばたと総称された。慶長六年(一六〇一)以降の領主高野たかの村と同じ。慶長七年の検地では村高八一石・山手米六石余。同一九年六ヶ畑の運上炭などが銀納となり、炭一〇荷代銀二五匁・割木一一〇把代一二匁六分五厘を納めた(大岩日記)。寛永石高帳では高八七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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